2023-06-23 09:33:14

今後のことを見据えて

  あぐりをオープンしてから約17年、オーナーシェフという立場でやってきました。

途中、社員を入れたことはありましたが、基本的には主な調理は自分が担ってます。

  お店の規模感の問題や料理というものの性質上、従業員がレシピ通りに作ってもまったく同じものを

作るというのはなかなか難しい部分もあります。

    しかしながら今後のことも考え、いつまでも自分が最前線の現場でやり続けるのも難しいですし、

若い方にも技術や経験を積んでもらいたい、自分の店だけでなく地域全体の発展を考えたい、

地産地消の推進という部分ではある程度進んできたかなと思うので、自分としては新たな挑戦を

していきたい。

  などの理由から、4月から新たに社員を雇って調理などある程度お任せしています。

もちろんお任せしても大丈夫なように、レシピやオペレーションの部分はしっかり

体制を整えてきました。ということで私がお店に居ない日も少しずつ出ています。

  どうか暖かく見守っていただければと思います。 

2023-06-02 18:31:00

野菜マシマシキャンペーン

   お久しぶりです。

コロナも5類に変更になり、お客さまの様子を見ても以前のような

リラックスしてお食事を楽しまれてる感じがします。

 

  さて、静岡県で野菜マシマシキャンペーンというものを始めるとの

ことですが、ちょっと意外だったのが静岡県民は男女とも全国平均に比べ

野菜の摂取量がかなり低いそうです。

  三島もそうですが、浜松など野菜の産地は多いと思うのですが、

それが摂取量には繋がってないのですね。

  健康のためにも農家さんのためにも、ぜひ地産地消をより進めて、

もっともっと野菜を食べましょう!

 

  あぐりも皆さんにもっと野菜を食べてもらえるよう頑張ります!

2023-05-21 10:30:00

17周年!そして飲食店の現状

おかげさまで、あぐりがオープンして5月で17周年となります。

  ここまで続けてこられるとは想像もしてなかったので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

飲食店を開業してからの生存率は、2年で50%、3年で30%、10年で10%と言われています。

 参入障壁が低く競合が多いことや、人気店のメニューや業態などが模倣されやすく、価格競争に陥りやすいことなどが影響していると言われています。

  そこを補うため、労働者の長時間労働や低賃金が常態化してしまい、ブラック業界の代表格と言われるようになり、ますます人手不足が加速するようになっていました。

  しかしコロナ禍を経て、人手不足、物価高騰、光熱費高騰などでもはや今までの価格ややり方で立ち行かなくなってきています。 

  飲食業自体はお客様の喜ぶ姿を直接見られたり、やり甲斐のある仕事だと思いますので、夢を持って飲食業界に入ってきた人がこの仕事を続けられるように、業界全体が変わっていかないと未来がない業界になってしまうかなと思います。 

    当店でも引き続きお店を続けていくため、スタッフにもまっとうな労働環境を提供するため、決して安い価格での提供ではないと思いますがご理解いただきたいと思います。

   

2023-03-27 17:39:49

飲食店変革の時?

  こんにちは。ブログ再開すると投稿してから3ヶ月以上経ってしまいました。

   色々と書きたいことはあるのですが、いざとなるとなかなか。筆まめになりたいです。

  

   最近は飲食店でもDX(it技術による経営改革)が進んできています。

チェーン店など大企業を中心にセルフオーダー(テーブルのタッチパネルによる注文)もかなり普及して一般的になってきているのではないでしょうか?

   今後は配膳ロボットもかなり普及してくると思われます。 

   背景にあるのはコロナの規制緩和による需要回復に人材確保が追いつかず、慢性的に人出不足に陥っていることも大きいというのもあると思います。

  コロナ禍で仕事を失った人が別の業界に行って戻ってこない、そもそも飲食店で働きたいという人が減っている。

  消費者のなかにはセルフオーダーの操作などが苦手だとか、面倒くさいなどと思われる方もいると思いますが、だからといってスムーズにお店をまわせる数にスタッフを増やせばお店の利益が減ってしまうというジレンマがあるので簡単に増やす訳にはいきません。

  飲食業界がずっと抱える課題ですが、そろそろ今までのやり方では限界がきているのかなと思います。

  正直なところ、物価高、人件費や光熱費の高騰などもあり、外食の値段が今の1,5倍~2倍くらいにならないとやっていけない感じになってくるのではないでしょうか?

  そこを何とかする為に今はDXで凌いでいるという現状だと思います。


  飲食業界でも今までのやり方ではダメだと、待遇改善などで業界全体のあり方を変えていこうという経営者が増えてきて空気が変わってきたなという印象はあります。


  今後どのように変化していくのでしょうか?自分も長年飲食業界に携わってきて、何とか悪い慣習などは変えたいと考えてやってきましたが、やっと今流れが変わるチャンスが来てるなと感じます。  

  今後の変化を楽しみにしたいと思います。



2022-12-31 12:08:30

今年も一年ありがとうございました!

   年内の営業わ無事終えることが出来ました。

誠にありがとうございます。

     今年の年末年始は久しぶりにコロナによる制限のない年末年始になります。感染の拡大は続いてますが、やっと日常が戻りつつありますが、今年の前半はまだまだコロナによる影響が大きくなかなか大変な年でした。

   当店はコロナ禍以降ランチ営業メインに切り替えてやってきましたが、ディナータイム主体の店では長いコロナ禍でのお客さまの意識の変化により厳しい状況が続いてきたと聞いてます。

  飲食店では儲けの主体がアルコールによる部分が大きいので、ここの売り上げが減ると経営が厳しくなるという状況が続いてきました。

   食事を作るのは手間や原価、人件費等かかる割りには値段が高く出来ないというジレンマがあります。

  そこへ来て今年は世界的な物価高による影響がありました。

   食材原価が上がり粗利が減り、更には水光熱費も高騰、人材の飲食業離れもあり人件費等も高騰、時給を上げても応募が来ない、人が採用出来ないという状況も続いております。

   現状、飲食店の多くはこのような厳しい状況での影響を余儀なくされています。

  日本の外食は世界的にみてかなりクオリティが高く値段も比較的安価でしたが、今後これを維持するには大幅な値上げにもなってくると思います。

   もしかしたら今までのように気軽に外食することも出来なくなってくるかもしれません。

   どうか消費者の皆様にはご理解ご協力お願いします。

   色々ネガティブなことを書いてしまいましたが、一番身近なレジャーとも言われる外食産業とそこで働く人達のために何とか色々と改善していければと思います。


   来年はちょっと新しいことに挑戦していく予定です。

  あぐりの方もさらに満足していただけるお食事を提供していけるとよう頑張ってまいります。

  来年もよろしくお願い致します。

ご来店お待ちしております。